社会人野球のENEOSが国士舘大と今年初の対外試合となる練習試合を行い、プロ注目の関根智輝投手が先発し、3回を1安打3奪三振、無失点の好投を見せた。阪神、東北楽天、北海道日本ハムのスカウトが視察をしている。
ドラフト候補になる
関根智輝投手は最速150キロの速球を投げる右腕投手で、慶応大時にもドラフト候補として注目されたが、今年、社会人2年目となりドラフト会議での指名が解禁となる。
この日は、今年のチーム初めての対外試合で先発をすると、変化球をうまく使いながら3回を1安打3奪三振で無失点、ストレートで押す場面も見られた。「アバウトでいいから、初球からストライク先行でいくことをテーマに投げた。ボール先行で、置きに行って打たれることを避けたいし、できるだけ長いイニングを投げられるように、球数を少なくと考えている」と話す。
また関根投手は、「やってもらわないと困ると思われているので責任感を感じていきたい。今年は変化球の精度にこだわって、長いイニングを投げるために球数も減らしたい」と話し、今年への意気込みとピッチングと共に言葉でも示した。
この日は阪神、東北楽天、北海道日本ハムのスカウトが視察し、北海道日本ハムの坂本スカウトは「最初のオープン戦で144キロが出ていて、力強い球を投げている。フォームバランスも良く、初登板としては上出来。ドラフト候補になる」と評価した。
また、筑波大出身の2年目左腕・加藤三範投手も2番手で登板したが、こちらは2失点だった。
社会人野球の注目投手では、大阪ガスの河野佳投手、東京ガスの益田武尚投手が高く評価されるが、関根投手もそれに続くくらいの評価と見られる。しかし、3月6日開幕の東京スポニチ大会を始め、今年の都市対抗本戦までに好投を続ければ、その二人に並ぶくらいの評価になってもおかしくない。

このオフは体重移動などフォームも修正した。参考にしたのは大リーグ・メッツのサイ・ヤング賞右腕デグロム。日本ハムの坂本晃一スカウトは「フォームバランスも良く、初登板としては上出来。ドラフト候補になる」と評価した。

都立城東高から慶大と注目されてきた右腕は、ドラフト解禁となる社会人2年目となり、3球団が視察。日本ハム・坂本スカウトは、「最初のオープン戦で144キロが出ていて、力強い球を投げている」と評価した。
コメント