東京ガス・皆川喬涼投手が４球団５人のスカウトの前で登板、球速は１４２キロ止まりも収穫も

東京ガスの149キロ右腕・皆川喬涼投手が、国学院大とのオープン戦で登板し、4球団5人のスカウトが視察した。

142キロ止まりも

皆川喬涼投手はこの日、7回から3番手で登板すると、3回を投げて2安打3奪三振2失点、最速は142キロ止まりで、「球のキレや打者を差しこめたのはよかったんですが、スピードが出ていないのが、気になるんです」と話した。

それでも、「インコースにも強い球を投げられて、三振も取れた」と話し、松田監督も「今年はチームの柱として投げて欲しい」と期待を寄せた。

皆川投手は中央大の下級生の頃に149キロを記録し、エース格としてチームを支える投球を見せていた。しかし、大学4年時には球速もあまり出なくなっており、東京ガスではまず大学下級生時の球速に戻ることが期待される。

「まだ寒い時期だからいい、と自分に納得はさせているんですが、もう一段階、上げないとダメだなと思っています」と話し、球速については納得は行っていない。それでも、もともと球速が出ていたのは確かで、ある気づきやきっかけで急に戻るということもある。

「都市対抗、そして日本選手権の優勝がチームの目標。自分が投げて、抑えて。そして、秋にはプロに行きます」と話す皆川投手、絶対にその夢を掴んでほしい。