東北福祉大・甲斐生海選手が社会人断りプロ一本で秋のリーグ戦とドラフト会議に臨む

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東北福祉大の強打者・甲斐生海選手が、ドラフト会議に「指名されなかったら野球は続けません」と決意を持って臨むことがわかった。

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一時挫折も

甲斐生海選手は184cm86kgの大型外野手で、九州国際大付から東北福祉大に進むと、1年春のリーグ戦からDHで出場、秋にはホームランも放った。

しかし、1年時に父親が亡くなるなどいろいろな事が重なり、全体練習にも参加できず、一日中寮の部屋にいた事もあった。それでも周囲の助言などもあり練習に復帰するようになると、必死のブランクを取り戻し、春のリーグ戦では10試合に出場し2本塁打を放った。逆方向のレフトスタンドにもホームランを放ち、その力を見せる。

大塚監督も「杉沢と甲斐が打線の中心。やってくれるだろうと思っています」と期待するが、甲斐選手は進路についてプロ一本を明言し、「指名されなかったら野球は続けません」と話す。すでに誘いのあった社会人チームをすべて断り、秋のリーグ戦に全力を注ぐ。

プロ志望をする理由について「自分が一番下手なところから頑張りたい、という思いが強いから」と話す。春にリーグ戦に出場するときにチームメイトはいつもどおり接してくれた事に、「待っていてくれたのかなと思った。試合に出ていない人たちのためにも勝ちたいと強く思いました」と感謝とともに復活を誓った。

ブランクがあっても恵まれた大きな体があり、春に実績を残した。まずはこの秋のリーグ戦にすべてを注ぎ、それをもってドラフト会議に臨み、結果によって次の進路は柔軟に考えて良いと思う。まずはこの秋に納得することこそ大切だろう。

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正真正銘“プロ一本”で、東北福祉大・甲斐が最後のリーグ戦に臨む。「個人の成績より、チームが勝つ一打を打てればそれでいい」と意気込みを語った。プロ志望届を提出することを明言して「(ドラフト会議で)指名されなかったら野球は続けません」。社会人チームからの誘いもあったがすべて断り、まずは大学生活最後のリーグ戦にすべてを懸けるつもりだ。

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