各球団ともドラフト1位指名12人にリストアップに苦慮も、単独指名増える可能性

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10月20日のドラフト会議まで1ヶ月を切り、各球団とも最終的な指名候補リストとともに、ドラフト1位指名選手を数人に絞って現場と調整するタイミングに入っている。その中で、ドラフト1位指名12人のリストアップに苦慮している球団も。

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「本物の1位候補がいない」

今年のドラフト戦線は、昨年の時点から不作の可能性が指摘されてきた。その中で、日体大・矢澤宏太投手、早稲田大・蛭間拓哉選手、高松商の浅野翔吾選手の名前が挙がっていたが、矢澤投手は外野手と投手の総合評価で、また浅野選手は甲子園でもその注目の打撃を爆発させ、ドラフト1位指名は確実と言われる。

しかし、蛭間選手はその高い身体能力を見せるも、今年に入って、やはりドラフト1位候補という内容はまだ見せられていない。そして、そうは言っても毎年、夏までに大学生や高校生のドラフト1位指名候補が出揃ってくるのだが、現場のスカウトが「本当に今年も本物の1位候補がいない」と話すように、今年はドラフト1位指名確定という選手が出てこなかった。

各球団ともスカウト会議によって最終的なドラフト1位指名候補を12人リストする必要があるが、某球団スカウトも「本当の1位」の選手は「半分いるかいないかだけど今年は本当にいない」と、今年はその選手がいないと話し、スカウト会議での苦慮を少し示した。

そうなると各球団とも、浅野選手などの1位指名に集中する可能性もあるが、ある球団の編成担当は「外れた場合のリスクが大き過ぎる。今年は人気どころは競合しても2、3球団じゃないか。それぞれのチーム事情に合わせて無難な単独指名が増えると思う」と話し、各球団が補強ポイントを中心に、それぞれの評価で高い点を着けた選手が1位指名になってくると予想、単独指名が増えると話す。

昨年もドラフト1位指名の候補が少ない中で、北海道日本ハムが達孝太投手、中日がブライト健太選手、東北楽天が吉野創士選手、千葉ロッテが松川虎生選手、オリックスが椋木蓮投手を単独1位指名したが、今年も同じような指名が見られるのではないかと思う。

その候補としては、捕手で打撃もしっかりしている大阪桐蔭の松尾汐恩選手、左腕投手で伸びのある球を投げる白鴎大・曽谷龍平投手、今年唯一の即戦力と評価される東芝の吉村貢司郎投手、浅野選手と比較することができる日本航空石川の内藤鵬選手、即戦力スラッガーの中央大・森下翔太選手などの名前が挙げられる。それ以外にも将来性をかなり高く評価して京都外大西の西村瑠伊斗選手や桐生第一の三塚琉生選手、 苫小牧中央の斉藤優汰投手などの1位指名の可能性もあるかもしれない。

ドラフト1位と2位指名がどうなるのか、各球団の判断とスカウト力が注目される。

2022年ドラフト指名予想
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しかし、現場のスカウトが総じて口にするのが「本当に今年も本物の1位候補がいない」という人材不足の深刻さだ。  各球団とも全国の上位候補を再集計し、なんとか1位候補12人のリストアップをスカウト、編成会議で行ってはいるものの「本当の1位」に値する選手は近年「半分いるかいないかだけど今年は本当にいない」(某球団スカウト)と声のトーンを落とすほどだという。

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