青山学院大で最速149キロの速球を投げ、常広投手、下村投手と共に強力投手陣を形成した松井大輔投手は、NTT西日本からプロ入りを目指す。
3番目の投手
松井大輔投手は168cmと体は大きくない右腕投手だが、県岐阜商でパワーのある同学年や先輩、後輩の投手がいる中で、1年の秋から背番号1をつけた。高校3年春に膝の大怪我によって3年時は投げられなかったものの、青山学院大に進むと1年秋の東都2部リーグで最優秀投手となった。
今年も春のリーグ戦で防御率0.82で最優秀防御率となり、チームの優勝に貢献した。秋は1試合の登板に終わったが、1部22試合に登板して7勝0敗と安定した投球を見せ、常広投手、下村投手に続く3番目の投手として活躍した。
特徴はキレの良さで、最速149キロと球威もある。「分かっていても打てないストレート」を追い求めていたが、「入学した頃は、卒業してプロへと考えていましたが、実力が足りていなかった」と話し、社会人野球に進むことを決めていた。
入団先はNTT西日本だった。青山学院大で2学年上で一緒にプレーした泉口友汰選手がおり、「一緒に練習に参加させてもらった時、雰囲気や施設がいいなと思いました」と話した。そして、その泉口選手がドラフト会議で巨人に4位で指名され、「プロに来いよ」と声を掛けられた。
「質のいい150キロ台の直球を身につけ、カーブを磨きたい」と話す。個人的には、今年のドラフト会議で埼玉西武に7位で指名された糸川亮太投手のように、体は大きく無いものの強さを感じさせるストレートを投げる投手になって、糸川投手は西武の潮崎編成ディレクターにアドバイスを貰ったというシンカーを武器にプロ入りをしたが、松井投手にもそのような出会いがあれば良いなと思う。


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