加藤学園出身の専修大・肥沼竣投手がこの日、出身の地元・ヤマハ戦で先発した。プロ入りという夢を持ち、150キロ到達を目指す。
地元
掛川球場で行われたこの日のオープン戦、ヤマハを相手に先発したのは地元・加藤学園出身の肥沼竣投手だった。昨年の都市対抗準優勝のチームを相手に、初回に専修大の先輩で6番の小林寛弥選手に走者一掃の2ベースヒットで3失点した。
それでもそれ以降は145キロのストレートが走り出すと、4回は変化球を中心に組み立てて三者凡退に抑え、4回4安打2奪三振3四球で4失点という内容も「5試合目の登板になりますが、今日が一番良かったです」と手応えを感じたという。
加藤学園時代から143キロのストレートを投げて注目され、今年は専修大のエース番号・背番号18を背負う。春の2部リーグ優勝と1部昇格、そして秋に1部で優勝を目指すエースは、将来のプロ入りも目指す。「まだまだと思っていますが、150キロは一つのライン。斎藤監督にも期待されていますし、責任があります」と話し、目標に向かって階段を上っていく。
専修大は東都リーグの2部にいるものの、昨年はエースの西舘昂汰投手が東京ヤクルトのドラフト1位で、一昨年もエースの菊地吏玖投手が千葉ロッテにドラフト1位で指名されている。肥沼投手もまずは今年1年間でできれば148キロくらいを投げて東都リーグで活躍を見せたい。その上で将来的にはこの試合で投げた相手のヤマハは地元出身の選手が多くプレーしているチームで、ヤマハで成長をしていく可能性もあれば、プロ野球ウエスタン・リーグでプレーしている地元静岡の球団・くふうハヤテも、地元の球団として活躍する場と考えることもできる。
いずれにしてもまずはこの1年間、そしてこの春が大事になる。東都2部で無双の投球を見せたい。
専大肥沼”地元”で手応え ー スポーツニッポン静岡版
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