横浜DeNAは、ドラフト6位で指名した神奈川大・梶原昂希選手と、契約金2500万円、年俸690万円で仮契約を交わした。
高いポテンシャル
梶原昂希選手は186cm85kgの大型外野手で、50m5.8秒の俊足が持ち味。またスイング力もあり、大学のリーグ戦では通算12本塁打を放っている。肩も強く、大きな体と高い身体能力から、ハマのギータとして期待される。
この日、仮契約をすると、「いよいよ来年から自分もプロ野球選手としてプレーするのかなという実感を身をもって感じました」と話した。
今秋は神奈川大学リーグを制し、関東大学野球選手権も準優勝、明治神宮大会でも準決勝まで進み、東京六大学王者の慶応大をギリギリまで追い詰めた。それでも梶原選手は12打数2安打と結果が出せず、「ラストシーズンが一番楽しかったが、調子が悪い中でどう結果を残していくか。課題も見えたのでいち早く克服したい」と話した。
高い能力の中でまだ、どんなスタイルで行くのかが定まっていないような印象を受ける。明治神宮大会では足を生かすために、当てていくような打撃も見せていたが、本人が不調という中での工夫だったのだと思う。足を生かすにしても、まずはしっかりとスイングができるようにしたい。
また守備でも課題はある。足のスピードがあるため守備範囲は広いが、追い方などの部分、そして肩についても、本来であればもっと注目されて良い力があるが、それを出せていない印象で、守備もプロの技術をしっかり身につけたい。
担当した欠端スカウトは、東北地区の担当として楠本泰史選手(東北福祉大)、蝦名達夫選手(青森大)などの外野手を獲得し、プロでも力を見せている。また、2016年ドラフト9位の佐野恵太選手は、来年の年俸が1億円を突破した。下位からの逆襲を見せたい。
24日まで明治神宮野球大会に出場し、全国4強で大学生活を終えた。大会を通じて12打数2安打の梶原は「ラストシーズンが一番楽しかったが、調子が悪い中でどう結果を残していくか。課題も見えたのでいち早く克服したい」と前を向いた。
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