仙台高校のプロ注目左腕・佐藤隼輔投手が登場し、スタンドにはプロ10球団のスカウトが視察に訪れた。
18奪三振完封
144キロの速球を投げる180cmの大型左腕として、プロが注目する仙台高校の佐藤隼輔投手が、この日の名取北との1回戦で先発した。
佐藤投手は春の大会以降に股関節を故障し、この夏の大会開幕の1週間前まで、本格的な投球ができていなかったという。それでもこの日は、初回から4者連続奪三振と抜群の立ち上がりを見せた。6回に両足がつり、故障の影響も見られたが、9回138球を投げ切り、5安打18奪三振の完封劇を見せた。最速は140キロだった。
10球団スカウト、阪神4人
この日はプロ10球団のスカウトが視察に訪れ、阪神は4人体制で視察を行った。阪神の葛西スカウトは「今年の高校生左腕の中では全国でもトップクラス。投球フォームのバランスがいい。タイプ的には、うちで言うと能見かな」と評価すると、地元・東北楽天の上岡スカウトは「将来性は感じる。最後まで追いかけたい選手」と評価した。
佐藤選手は「将来を考えるのは大会が終わってから。」と話し、進路についてはこの夏が終わった後、考えていく。まずは甲子園に向けて1戦1戦投げ抜いていく。
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【宮城】仙台・佐藤隼、18K完封発進 : スポーツ報知 2017/7/16
この日は最速140キロだったが、楽天の上岡スカウトが「将来性は感じる。最後まで追いかけたい選手」と語るなど高評価。それでも佐藤隼は「将来を考えるのは大会が終わってから。1戦1戦、自分が抑えられるよう、球数にも気を付けて投げたい」。
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