金足農・吉田輝星投手がプロ入り記者会見、すでに9球団から調査書

吉田輝星, 金足農

夏の甲子園大会で準優勝した金足農の152キロエース・吉田輝星投手が記者会見し、プロ志望を表明した。

127人の報道陣、テレビカメラは20台以上

この夏の甲子園でヒーローとなった吉田輝星投手、この日の記者会見には44社127人の報道陣が集まり、テレビカメラだけでも20台以上がそろった。その中で吉田投手は「たくさんの方々と話し合い、本日午前、プロ志望届を提出いたしました」と話し、プロ志望届を提出したことを話した。

八戸学院大への進学が既定路線となっており、大学の正村監督から投手の指導を受け、この夏の成長につながった。甲子園、そしてU18代表の戦いが終わり、国体まで1カ月ちかい日にちがあったものの、10月に入ってからの国体まで結論は出さなかった。しかし、吉田投手は、U18代表でプロ入りを目指す選手たちと交流し、プロへの思いが強くなり、甲子園・国体で結果を出したことが自信となり、「プロ野球選手になりたいという思いが一番強かった」とプロ入りを決断した。

敗戦もきっかけとなった。甲子園では決勝で大阪桐蔭に敗れた。またU18では韓国、台湾戦で登板したものの2敗を喫した。「日の丸を初めて背負わせてもらってそのときにいいピッチングがあまりできなかったので、もう一回日の丸を背負って次はそういう場で勝てるピッチャーになりたい」と話し、大阪桐蔭の根尾選手、藤原選手、柿木投手をライバルにプロで成長し、侍ジャパンにメンバー入りして韓国・台湾などにリベンジをすることを目標とする。

9球団から調査書

ドラフト会議では、多くの球団が吉田投手を1位候補としてリストアップしているか、まだプロ志望届を出していなかったため、リストアップはしていないが、提出した場合の対応を考慮している。

この日の会見で金足農の中泉監督に、プロ何球団から調査書が届いているかの質問が出されると、「9球団ぐらいです」と答えた。

広島、横浜DeNA、阪神、埼玉西武、北海道日本ハムなど吉田投手を巡り、これから駆け引きも出てくるかもしれない。球団側の動向、指名戦略については、別記事でまとめます。

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100回記念大会で輝いた甲子園のスターが、プロ挑戦の意思を自らの口から初めて打ち明けた。44社127人の報道陣、20台以上のTVカメラの詰めかけた会見場に、学生服で姿を現すとマイクの前で深々とお辞儀。「たくさんの方々と話し合い、本日午前、プロ志望届を提出いたしました」と丁寧な口調で切り出した。

「夢だったプロ野球選手になりたい思いが強かった」。プロに行きたいんじゃなく、行くんだ――。野球を始めた小学生の頃から、そう両親に話していた。問題は、目的までどの道を行くかだった。
当初は4年後のプロ入りを見据え、八戸学院大でのレベルアップを考えていた。転換点は今夏の甲子園。全国の強豪を次々倒し、決勝まで進んだ。「最初は甲子園を目指して追い掛ける立場だったけど、追われていく立場になった」。8月にはすでに即プロ入りへ自信を持ち、決意を固めた。その後、U18日本代表入り。ドラフト候補と一緒に戦い「自分もプロの世界で戦いたい」と思いを強めた。

急成長のするきっかけとなった八戸学院大・正村公弘監督(55)と吉田を昨秋引き合わせた嶋崎元監督は、進学を願っていただけに「複雑な思いはある」と明かす。報道が出た数日後に吉田の父親から連絡があったという。それでもプロで通用するために「落ちる球を覚えられれば」と、最速152キロの直球をさらに生かす球種を増やせと助言した。


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