西日本スポーツの紙面では、九州地区の地方大会の注目投手が紹介されている。九州では九州文化学園の147キロ右腕・黒木優投手、真颯館の146キロ左腕・松本翔投手、九州学院の長身左腕・山田俊介投手などが注目される。
注目の3投手
西日本スポーツに掲載されている九州地区の主な注目投手は次の通り。
選手名 | 高校 | 学年 | 身長 | 体重 | 投打 |
柳川大晟 | 九州国際大付 | 3 | 191 | 84 | 右右 |
山本大揮 | 九州国際大付 | 3 | 184 | 86 | 右右 |
松本翔 | 真颯館 | 3 | 178 | 80 | 左左 |
毛利海大 | 福岡大大濠 | 3 | 177 | 75 | 左左 |
荒谷紘匡 | 佐賀北 | 3 | 184 | 73 | 左左 |
坂本安司 | 大崎 | 3 | 176 | 76 | 右右 |
鴨打瑛二 | 創成館 | 3 | 195 | 85 | 左左 |
黒木優 | 九州文化学園 | 3 | 183 | 84 | 右右 |
山田俊介 | 九州学院 | 3 | 184 | 75 | 左左 |
京本真 | 明豊 | 3 | 189 | 87 | 右右 |
太田虎次朗 | 明豊 | 3 | 175 | 85 | 左左 |
長尾一輝 | 都城東 | 3 | 178 | 78 | 右右 |
西田恒河 | 樟南 | 3 | 175 | 85 | 左左 |
九州文化学園の黒木優投手は183cmの本格派右腕、投手として投げるのは高校に入学してからで、現在は最速147キロを記録するまでになった。春は長崎の強豪・創成館との試合で最速は143キロを記録、スライダーやカットボールも交え、視察したスカウトからは「九州では一番の素材かもしれない」と評価された。黒木投手は「150キロを出せる投手になりたい。プロを目標頑張りたい」と話す。
真颯館の松本翔投手は、中学時代に軟式で138キロを記録し、練習試合では2度の完全試合を達成している。真颯館に進むと昨年秋に左肘を痛めてしまったが、今年3月には故障も癒えると、練習試合で146キロを記録した。故障をきっかけに肩の可動域を広げたり、下半身の強化などでバランスが良くなり、「力みがなくなり、ボールがしっかりと指にかかれば自然に出る」と球速が出るようになった。今春は5試合を投げて防御利rつ1.62で準優勝に導いた。「夏は全試合に登板する」と話した。
九州学院の山田俊介投手は184cmの長身左腕投手。高校入学時に長身左腕として期待されたものの、なかなか開花せず、2年時も最速は130キロ中盤にとどまっていた。しかし、今年3月のセンバツ出場を控えていた宮崎商との練習試合でいきなり141キロを記録、初回にいきなり三者三振を奪い、視察していたスカウトを驚かせた。今春は他の投手を育てるために登板がなかったが、夏はエースとしてのピッチングが注目される。
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