刈谷の150キロ右腕・遠藤泰介投手が夏初戦に先発し、4回を1安打無失点に抑えた。最速は147キロ、6つの三振を奪った。この日は横浜DeNA、オリックスの2球団のスカウトが視察をしている。
147キロ
雨が降る中で先発をした遠藤泰介投手は、初回に1つの三振を奪う。1回裏の攻撃の途中に雨が強くなり、約40分間の中断となったものの、2回からも速球を投げ続け、4回を投げて1安打6奪三振無失点の好投を見せた。
球速はオリックスのスピードガンで147キロ、横浜DeNAのスピードガンで145キロを計測、「難しい展開だったけど、焦らず、自分のボールを投げることを意識した。初戦なので、チームに勢いをもたらすように、強いストレートを捕手のミットに投げようと思った」と話した。
この投球に、横浜DeNA・中川スカウトは「上背はないけど球に力があって、ストライクを先行させられる。馬力があって投球の選択肢が多い。小川泰弘投手のようなタイプ。将来性がある」と評価した。
進路について聞かれると、「まだ正式には決めていない。高校野球が終わってから、周囲と話し合いたい。どっちの選択もできるように、どっちも頑張りたい」と話した。刈谷高校は県内屈指の進学校だが、プロ志望届の提出も視野に入れているという。
球速は出るものの、投球フォーム自体はコンパクトで、変化球も含めて実戦的な印象だった。これから更に体作りをして、少し大きめにしたらどんな球を投げるようになるのか、非常に楽しみ。

ネット裏ではDeNAとオリックスが視察。DeNAの中川大志スカウトは「上背はないけど球に力があって、ストライクを先行させられる。(同県出身のヤクルト)小川みたいなタイプ」と評した。
プロ2球団が視察に訪れ、DeNAの中川大志アマスカウトは「馬力があって投球の選択肢が多い。小川泰弘投手(ヤクルト)のようなタイプ。将来性がある」と評価した。
刈谷高校は県内屈指の進学校。現在も試験期間中で、選手たちはテスト勉強にも追われている。それでも遠藤は「県立の文武両道で甲子園を目指したいと思って刈谷を選んだ。私学4強を倒します」と力を込めた。
5月の東邦との練習試合で150キロを計測。この日はプロ2球団のスカウトが訪れるなど、進路が注目を集めている。遠藤は「まだ正式には決めていない。高校野球が終わってから、周囲と話し合いたい。どっちの選択もできるように、どっちも頑張りたい」と話すなど、即プロの可能性も捨てていない。「甲子園で1勝するという目標がある」。最後の夏は、まず野球に全力投球する構えだ。
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