ドラフト的甲子園注目カード【6日目】※日程変更後

高校野球ドラフトニュース 2021年ドラフトニュース

ドラフト会議で注目されそうな選手を中心に、夏の甲子園大会の注目カードと、チェックしたい選手を紹介します。6日目の4試合から。

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6日目

第1試合 近江vs日大東北

近江は2年生の山田陽翔投手がエース、どっしりと安定した体型で、体を横に倒して真上から投げ下ろす。高めの球が多いものの、その球で空振りを奪うのが目立ち、ストレートの強さを証明している。来年の注目投手の一人としてチェックしたい。リリーフエースは岩佐直哉投手。181cmの右腕で制球力が高く、崩れることの少ない投手。将来性を評価したい。

打線でも山田選手が中心で、八幡商戦、綾羽戦でホームランを放っている。また1番の井口遥希選手は、1番で出場し、滋賀大会では序盤から安打と盗塁を積み重ねた。北大津戦ではホームランを放つなど一発の魅力もある。足、打撃はもちろん、守備もセカンド、サード、ショートを守っており、守備の動きもチェックしたい。

日大東北は吉田達也選手が4番エースでチームの中心。投手としてはフォームのバランスが良く、ストレートの腕の振りに強さがある。制球力にも不安がなく、スライダー、チェンジアップを低めに投げられる。甲子園の好投手の一人となりそうだ。

第2試合 西日本短大付vs二松学舎大付

エースの大嶋柊投手は140キロ台のストレートの威力が十分で、躍動感あるフォームも非常に魅力的。福岡大会では7試合全てに登板し、5回戦から決勝までの4試合はすべて完投しているスタミナも光る。体力が無くなってからでも、制球を乱すことのない強さやバランスの良さがあり、やや上背がないものの、今大会の注目投手の一人に入ってくるだろう。

プロ注目の遊撃手・林直樹選手は打撃が評価される選手だが、福岡大会では全体的には調子はよくなかった。それでも準決勝の飯塚戦で貴重なホームランを放つなど2安打5打点の活躍を見せた。ショートでの動きとスイングの強さなどをチェックしたい。また二遊間を組むセカンドの江口翔人選手は1年生。1番バッターとして6試合で11四死球で出塁し、ヒットも広角に打ち分けた。来年以降はショートを守ってくると見られ、守備、打撃、足などを見ておきたい。4番捕手の三宅海斗選手もコンスタントに打点を挙げられ、折尾愛真戦でホームランも打った。捕手としてのフットワーク、肩などもチェックしたい。

二松学舎大付はエースの左腕・秋山正雲投手が非常に良く、この夏でドラフト指名を確実にしたと見られる。腕がなかなか出てこないフォームから、強いストレートをインコース、アウトコースに投げられる。ピンチにもギアを挙げて抑えきる精神力がある。チェンジアップはもう少し磨きたいが、とにかくストレートが強く魅力十分。2年生の布施東海投手も左腕投手で、秋山投手より上背やフォームの柔らかさがある。ストレートを強くしてゆけば、来年のドラフト指名候補に十分入ってくる。

打線では4番ファーストの関遼輔選手が、183cm92kgという恵まれた体がある選手だが、パワーもあるものの上手くヒットを打てる選手で、アベレージを残している。打撃をよく見たい。また、2年生の親富祖凪人選手が準決勝から2番セカンドで起用されると、準決勝・決勝の2試合でともに5打数3安打を記録した。安打を積み重ねられる選手で、来年のドラフト候補として守備、足などもチェックしたい。

第3試合 京都国際vs前橋育英

2年生エースの森下瑠大投手は、肩や肘の柔らかさがあり、体の開きが少ない状態でもしっかりと腕を振り、右バッターのインコースにも差し込める。球速はもう少し欲しいが、体のちからがさらにつけば、来年は非常に注目される左腕投手になる。2年生右腕の平野順大投手は京都大会は準決勝と決勝の2試合に登板もそれぞれ1/3回で2失点、1回1/3で4失点と絶不調の状態。それでも期待して大きな試合で先発していることに期待を感じるが、まずは不調の状態を抜け出せるか。京都大会前半は181cmから140キロの球を投げる3年生・金森塁投手が好投しており、こちらも力のある左腕投手で将来性をチェックしたい。

野手で注目は1番遊撃手の2年生・武田侑大選手。強い打球でヒットや打点を残し、決勝ではホームランを放つなど長打力も魅力で、打撃のある遊撃手として来年のドラフト候補となる。4番の中川勇斗選手も決勝でホームラン、結果を残す中心打者で捕手としても2年生投手をリードする。肩、打撃などをチェックしたい。

前橋育英は皆川岳飛選手が群馬大会で3試合連続ホームラン。飛距離も方向も非常に魅力の当たりで、強打の外野手として注目される。群馬大会の終盤でホームランが出なかった事もあり、甲子園では好投手からしっかりと一発と放ちたい。センターでの肩、足などもチェックしたい。3番遊撃手には2年生の岡田啓吾選手が入り、決勝の健大高崎戦では3安打2打点の活躍を見せた。打撃の良い選手だがショートの守備を見たい。

外丸東眞投手は下半身がしっかりとしており、体重を十分ためて腕に力を伝えることができる。得意のスライダーが中心で、カウントを取る他、決め球にすることもできる。シュートなど動く球もあるが、時折見せる140キロの速球も力がある。変化球の多い投手だが、まずは球の力をしっかりと見たい。182cm左腕の菊池楽投手はリリーフで登板しそうだが、球の力は十分ある投手で、大舞台での投球をチェックしたい。

第4試合 作新学院vs高松商

投手は佐藤優成投手はまだ線が細いものの、角度のある140キロ前後のストレートを投げる。林拓希投手もストレートの強さもあり、どちらも名門校の投手としての力を十分持っている。エース・井上力斗投手は180cmの左腕投手で注目されるが、栃木大会では決勝戦のみの登板で、先発したものの2回2安打1失点で降板し、本調子とは言えないようだ。3投手とも将来性をチェックしておきたい。

打線は栃木大会で特に目立つ活躍というのはなく、1番・田代健介選手、高久雄吾選手、大房建斗選手の上位打線がコツコツとヒットを打ってつなぐ打撃を見せる。遊撃手の相場秀三選手もショートでの動きの良さがあり守備をチェックしたい。

高松商は2年生の浅野翔吾選手がスバ抜けている。スイングの鋭さと大きさがあり、準々決勝と決勝でホームランを放ち、2番バッターとして四球で出塁してチャンスも作った。守備でもライトから強肩を見せ、肩の強さでも甲子園に出場する外野手でもトップクラスに入りそうだ。来年のドラフト上位候補になるのは間違いなさそうで、打撃、足、肩などすべてを記録しておきたい。

投手陣はエースの坂中大貴投手が、グッと力をためて130キロ中盤の力のある球を投げる。2年生の渡辺和大投手は、躍動感のあるフォームの左腕投手で、130キロ後半の速球を投げる。来年のドラフト候補としてチェックしておきたい投手の一人。

夏の甲子園大会(2021)6日目(日程変更後)の組み合わせと注目選手
夏の高校野球、6日目の対戦カードと注目選手です。※8月18日に変更された日程です。
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