夏の高校野球奈良大会、プロ注目の遊撃手がいるものの、全体的にドラフト候補は少なく、ドラフト注目度はC。
地区
昨秋は智弁学園が優勝、高田商が準優勝。4強に天理と奈良北が入った。
春は奈良大付が優勝し、天理が準優勝。4強に畝傍と御所実業が入った。
天理、智弁学園の2強は戦力を整えてきそうだが、絶対的かというとそうでもなく、奈良大付、高田商、御所実などにもチャンスがある。
注目選手
天理の戸井零士選手は181cm83kgの大型遊撃手で、1年時から注目をされてきた。打率を残し、長打力もある。遠投100mの肩でスローイングも安定している。ただ、あと一つアピールするものがあれば、ドラフト指名確実になるという感じ。この夏に最後のひと押しができるか。
天理では188cm88kgの右のサイドスロー・南澤佑音投手も、特徴的で140キロの球も力があるが、やはり球威なのか変化球なのか、もう一つ何かが欲しいというところ。強打の内藤大翔選手や、俊足で強肩の1番・藤森康淳選手は、多くの大学から誘われていることだろう。大学で活躍をしそうだ。
その他の選手
天理は184cm84kgでエースが期待されていた北田陸斗投手、制球力の良い2年生左腕の中川輝星投手、142キロの速球を投げ、来年のエース候補の村上洸星投手。130キロ後半の速球とスプリットが武器の2年生・嶋川雄大投手などが南沢投手とともに力を見せたい。春の力を見せた大谷汰一選手と松本大和選手、そして赤埴克樹選手など1年生の成長も注視したい。
智弁学園は制球力の評価が高い大坪廉投手、キレの良いスリークォーター左腕の藤本竣介投手が踏ん張れば、北村泰都選手、酒井優夢選手、田辺涼介選手という素質の高い3年生に、来年の注目選手となっている強肩強打の捕手・高良鷹二郎選手、俊足強打の松本大輝選手、ショートを守る今崎大秦選手、183cm89kgで4番を打った近江貫太選手などの2年生が心強い。
奈良大付の河原巧選手は、昨年からショートで好プレーを連発し注目されている。左腕の幡剛志投手は130キロ中盤の速球でインコースを攻める左腕投手で打撃も良い。2年から中軸を打つ北森慶之選手で、チームに軸がある。
関西中央の吉永翔太選手は強肩の遊撃手で、投手しても140キロの力強い球を投げる。奈良朱雀の清水風雅投手は183cm68kgの左腕投手で、長い手足からのストレートと変化球は素晴らしく、プロのスカウトも注目する。
奈良北の田中琉磨投手も140キロの速球を投げる本格派、高田商は長身右腕で130キロ後半の速球を投げる鶴川内陽投手と中村真実投手の投球に注目。畝傍の永船義和投手は171cmの左腕投手で巧みな投球を見せ、打撃でもホームランを打てるようになった。桜井の福嶋佑斗投手も左腕エースで4番としてチームの中心。
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