夏の高校野球南北海道大会は、札幌支部Cブロックの代表決定戦が行われ、東海大札幌の150キロ左腕・門別啓人投手が先発した。
14奪三振完封
試合は投手戦となった。札幌新陽は2年生の細野龍之介投手が好投し、7回まで強打の東海大札幌を無失点に抑える。しかし、門別啓人投手も「何が起こるか分からない。初回から全力でいった」と話し、初回から力強いストレートを見せた。
試合は東海大札幌が8回に2点、9回に1点を奪って勝負を決めた。門別投手は最後まで気持ちを維持し続け、9回4安打14奪三振で完封、「指にかかり、調子の良いボールを投げられた」と話した。最速は144キロだった。
昨年の時点で注目を集めており、秋には146キロを記録、そして今年の春先に150キロを記録した。しかし、4月に体調を崩して2週間練習ができず、87kgの体重が80kgに落ちた。それでも春季大会はこの日と同じ札幌新陽戦で20奪三振、知内戦で14奪三振を記録したが、調子は良くなかった。
現在は85kgまで体重を戻し「8割くらいまで戻っている」と話す。この日は9球団のスカウトが視察したが、北海道日本ハムの白井スカウトは「真っすぐの指のかかりが良い。ツーシーム系のボールも良い感じに抜けていた。状態は戻りつつあるのではないか」と評価した。
ドラフト候補として、十分の投球を見せた。これから南北海道の大会が始まり、暑い中での連投となっていく中での投球になるが、どこまで自分の投球を続けられるか、そして初となる甲子園への切符を掴むことができるか。門別投手は「人生が変わる場所と聞いている。絶対に行きたい」と話した。


現在は体重が85キロに増え「8割くらいまで戻っている」。この日の最速は144キロ。9球団が視察し、北海道に本拠を置く日本ハムの白井康勝スカウトは「真っすぐの指のかかりが良い。ツーシーム系のボールも良い感じに抜けていた。状態は戻りつつあるのではないか」と評価した。
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