明治大は先発した水野匡貴投手と、1番・竹村春樹選手の今年のドラフト候補コンビの活躍で立教大を11-3と圧倒し、春の覇者に2連勝を決めた。
ドラフト候補コンビ
先発した水野投手は、最速148キロを記録したストレートとフォークボールを武器に、9回を投げて4安打13奪三振、3失点に抑えて完投勝利をした。「追い込んでからのフォークがいいところに決まったのがよかった」と話した。
水野投手はエースの斉藤大将投手と共に先発を期待されたが、春のリーグ戦は登板2試合、防御率4.76に終わっていた。
水野投手は静岡高校時代から140キロ中盤の速球を投げ、本格派右腕として期待されていた投手、東京六大学でも昨年春に2勝を挙げたものの今年春までは4勝どまりだった。しかし今季は2勝0敗となっており、昨年の星知弥投手のように最後に一気に評価を上げるかもしれない。
またこの日打撃でもドラフト候補が引っ張った。1番の竹村選手が初回に先頭打者ホームラン、これを皮切りに打線がつながり初回にチームが5点を奪った。この日は5打数1安打1打点でヒットはこのホームランのみだったが、大学代表で主将を務めた竹村選手は「視野が広くなった」とチーム全体を見渡す。
立教大に連勝し首位に立った明治大、斉藤投手、水野投手、竹村選手の4年生がチームを引っ張っていく。
明大はプロ注目の147キロ右腕・水野は自身2度目の完投で立大との首位攻防戦に連勝。「追い込んでからのフォークがいいところに決まったのがよかった」とうなずいた。
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