立命大・辰己涼介選手、122安打で終戦、首位打者に輝く

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立命館大はこの日、同志社大に11-2で勝利し、関西学生リーグの締めとなる同立戦に勝利した。辰己涼介選手はこの日も2安打を放ち122安打としたが、リーグ記録の123安打にはあと1本届かなかった。

すがすがしい

今季はリーグ新記録を射程圏内に捉え、狙ってリーグ戦に入った。しかし序盤の試合でヒットが出ず、チームの勝利に徹してプレーしてきた。そしてチームの優勝の可能性もなくなったものの、今度は大学最後のシーズンを悔いのないものにしようと打席に入り、終盤にヒットを量産した。

この日の最後の同立戦では配慮もあり1番センターで出場すると、2回に左中間へのタイムリー2ベースヒット、8回にセカンドへの内野安打を記録した。あと1本と迫ったものの、打席は回るのは厳しいかと思われたが、チームがヒットをつなぎ、9回に第6打席が回ってきた。

この打席の結果はセカンドゴロ、惜しくもリーグ記録にあと1本届かなかったが、「初球を絶対に思いっきり振ると決めて打席に立った。残念ですけど、4年間の自分のすべてを出し切った。」と話し、「打っていれば男でしたね」と笑った。しかし、打席までつなげてくれたチームメイトに「すがすがしい、最高の気持ちでいっぱいです。本当に記録にはこだわっていなかったけど、つないでくれたことに感動しました」と感謝をした。

リーグ通算122安打、今季の打率は.375となり、自身初の首位打者に輝き、4度めのベストナインにも選ばれた。しかし、それらの記録よりも大切なものを手に入れ、充実して大学野球を卒業する。

「期待を込めて祈ります」。25日のドラフト会議で指名を待つ。

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「(サッカーの)本田さんじゃないけど、すがすがしいですね。本当に記録にはこだわっていなかったけど、(九回に)つないでくれたことに感動しました」
2安打を放ち、記録に王手をかけて迎えた九回。2人が出塁しなければ、打席が回ってこなかった。ただ、ここからチームメートがつなぎ、2死一塁で6打席目が回ってきた。「みんなが応援してくれていたし、そういう星の下に生まれているんだ、と思ってホームランを打とうと思ったんですが…」。初球のチェンジアップを捉えられず二ゴロ。ベンチに戻ると、苦笑いで仲間に頭を下げた。

「(九回は)初球を絶対に思いっきり振ると決めて打席に立った。残念ですけど、4年間の自分のすべてを出し切った。すがすがしい、最高の気持ちでいっぱいです」
最後はチェンジアップに崩されたが、心の底から野球を楽しんだ。悔いを残すことなく戦い抜き、いよいよ2日後に迫る運命のドラフトへと向かう。
「いい結果(1位指名)が出れば目標達成。期待を込めて祈りたいです」

9回2死一塁。リーグ記録に王手をかけた大学最後の打席でも楽しんだ。「最後に本塁打を打てば格好いい」と直球に絞り、初球を振り抜くと決めていた。116キロのチェンジアップに二ゴロに倒れたが、「123安打にこだわりはなかった。打っていれば男でしたね」と悔いはなかった

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