東都リーグ1部の日本大に入部予定の九州学院・直江新投手、大垣日大・米津煌太内野手、山梨学院・星野泰輝外野手などが既に入寮している。
東都1部
昨年の1部リーグで唯一4年生のドラフト候補エースがいなかった日本大だが、秋季リーグ戦では中央大、亜細亜大、国学院大から勝ち点を奪い、青山学院大と同じ勝ち点3を奪って2位となった。個人成績でも打率では谷端選手が9位の.265、投手でも坂尾投手が2勝2敗、防御率2.48でリーグ10位で、飛び抜けた選手がいなかったものの、2位となったチーム力がある。
その日大に素晴らしい選手たちが入部する。九州学院の直江新投手は、キレの素晴らしい147キロの速球を投げ、昨年夏の甲子園では4安打完封勝利を挙げるなど実績も十分、今年夏は甲子園に出場できなかったが、熊本大会では素晴らしい球を投げており、個人的にはプロ志望届を提出していれば指名間違いないと思っていた。
1月28日に入寮をしており大学の練習に参加しているが、直江投手は「性格はマイペースなので自分で考えてやる時間が多いのはいいなと思えた」と話し、自主的に練習を行える環境について話した。また、「コントロールも変化球も全てにおいて完成度の高い投手になりたい」と話し、球速も150キロはノルマと考えている。
米津煌太選手は大垣日大で3度の甲子園2出場し、勇退した阪口監督の最後の夏の甲子園に華を添えた。「お前なら大丈夫」と送り出されたといい、「この言葉を胸に大学でも苦しいことがあると思うが頑張りたい」と話した。
高校通算25本以上のホームランを放つ遊撃手で、打撃のある選手として大学でも活躍が期待される。高校時もプロから注目されたが、「まだまだその実力ではない。東都という高いレベルでもっと成長したいと思い進学を選んだ。一日でも早く試合に出られるように頑張りたい」と話し、「4年後は社会人やプロを目指せる選手になっていたい」と決意を述べた。
山梨学院の星野泰輝選手は昨年センバツの優勝メンバー。50m5.9秒の足が魅力で、全ての試合で2番センターで出場し優勝に貢献した。しかし夏は駿台甲府との試合で延長タイブレークの10回の最後の打席で三振して敗れた。「あんな三振は初めてだった。いつもならファウルにできたと思うが思うように振れなかったので後悔が残っています」と話す。
「大学では絶対に1打席も無駄にしたくない」と話し、木製バットで振り込んできた。日大のチーム野球に足とセンターラインとして活躍が期待される。
日本大は昨年に4年生エースがいなかった分、新3年の市川祐投手など若い投手陣が他のチームよりも残っていて穴がない。捕手の友田佑卓選手の穴を誰が埋めるかではあるが、昨年の野球を今年も続けられ、更に成長した戦い方もできる。
西川史礁選手や佐々木泰選手の青山学院大や、坂口翔颯投手・柳舘憲吾選手の国学院大などライバルも強いが、そこに立ち向かう戦力を整えている。
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