オリックス、太田椋選手を1位指名は父子鷹

高校野球ドラフトニュース 2018年ドラフトニュース オリックスドラフトニュース

オリックスは指名を公表していた小園海斗選手に縁がなかったが、関西高校生BIG3の一人、天理・太田椋選手を1位指名した。太田選手の父はオリックスで打撃投手をしている。

関西高校生BIG3

春先には根尾選手、小園選手とともに関西の高校生遊撃手で名前が挙がっていたのが天理の太田椋選手だった。2年生夏の甲子園でショートとして素晴らしいプレーを見せ、同じく出場していた根尾選手よりも守備は上の評価だった。そして3年生を迎えると、小園選手が兵庫大会でバックスクリーンにホームランを叩き込んだのと同じタイミングで、太田選手もレフトスタンドの超特大のホームランを放ち、逆方向へも放った。

1年の時から注目されていた根尾選手、2年時にU18代表入りしていた小園選手に比べると知名度は低いが評価は高く、最後の夏の甲子園に出場できず、181cmの体もあり巨人坂本2世と注目されていた。そしていくつかの球団が太田選手の囲い込みを図り、春から夏にかけては進学の噂も流れた。しかし、春前にはプロ志望を口にしており、しっかりと自分を通してプロ志望届を提出し指名を待った。

ドラフト会議でオリックスは23日に公表していた小園選手を1位指名する。しかし4球団の重複となり、強運の西村監督もくじをのがして最後に残っていた当たりくじを広島の緒方監督が引いた。チーム力の勢いの差が出た。しかしオリックスのテーブルは悠然としていた。外れ1位で同じくらい評価の高かった太田選手を指名、巨人などを出し抜いた。テーブルで西村監督からも笑顔がこぼれた。

守備では小園選手と同じかそれ以上、体の周りの球をうまくさばくプロ好みのプレーを見せる。また、打撃でも根尾選手のようにパワーを込めたスイングではなく、キレイに振りぬいて対応するスイングで、天性のものを持っている。安達選手の後継者として遊撃手の獲得にこだわったオリックスに、素晴らしい選手が入った。

そして話題となるのは、父の太田暁氏は現在オリックスで打撃投手を務める。太田選手は1位指名に「びっくりしている」と話し、「父と同じ球団でできるのはとっても嬉しい。お互いにしっかり頑張って、チームのために貢献したいです」と話し、父の尻も叩いた。キャンプなどでは父が投げる球を打ち、時にはアドバイスも受け、オリックスの正遊撃手として育ってゆきたい。契約金はかなりの額が入るだろうが、父も辞めることはできないだろう。父子鷹で長くオリックスで働く事になりそうだ。

2018年ドラフト会議 指名選手一覧 | ドラフト会議ホームページ2018 Draft home page

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント