元オリックスで監督を務めた石毛宏典氏が、千葉商大付属高校のテクニカルアドバイザーとして高校生を指導するようだ。石毛氏は学生野球資格を回復していた。
千葉県出身
石毛氏は千葉県出身で市立銚子高校から駒沢大、プリンスホテルで活躍し、1980年にドラフト1位で西武に入団する。西武では黄金時代の内野手として中心選手となり、1996年に引退すると2002年にオリックスの監督に就任した。
しかし成績を残すことができずに2003年シーズン途中に退任すると、2004年には四国アイランドリーグを設立するなど、アマチュア野球に力を入れていた。
千葉商大付は石毛氏の母校ではないが、同校の染谷監督が駒澤大時代の2つ先輩で要請を受けたようだ。千葉商大付には昨年は林雅啓投手(現千葉商科大)という185cmの注目投手がいたが、夏に3回戦敗退と実力を出し切れなかった。また、昨年秋、そして今春も1回戦で敗れている。
プロ出身監督チーム
昨年に学生野球資格回復の制度が始まり、元プロの選手が高校、大学の監督やコーチに就任している。監督では同じく西武で活躍をしていた金森栄治氏が金沢学院東の監督に就任したほか、元阪神の八木茂氏が秋田・明桜高校、元日本ハムの藤崎大輔氏が千葉の明聖高校に就任している。
まだ始まったばかりだが、資格回復制度前に、教員免許を取って高校野球の監督になっている元プロ選手もおり、元福岡ダイエーの大越基氏が早鞆高校の監督として2012年のセンバツ大会に出場するなど、指導者としての活躍も見られてきた。
大学では慶応義塾大をリーグ制覇させた江藤省三氏など、多くの元プロ野球選手が指揮を執っている。高校野球でも野球のレベルアップとともに、高校生に情熱を注いで素晴らしい選手を育ててほしい。
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