侍ジャパンU18代表は一次ラウンドのアメリカ戦で、期待された強力打線がわずか2安打に抑えられ0-4で敗れた。川端健斗投手が6回途中まで15三振を奪ったが4点を失った。
打線沈黙
来年のMLBドラフト候補が揃うアメリカ代表は、マーソー投手が先発し1回を投げて無失点もこの1イニングだけで降板、2番手のウェザーズ投手が7イニングを投げ1安打8奪三振、リリーフのギン投手も1回2奪三振で無失点と、侍ジャパンの期待された強力打線は150キロを記録する3投手の前にわずか2安打に抑えられた。
ヒットを打ったのは1番の藤原恭大選手と9番の小園海斗選手の2年生コンビの2本だけ、この日、クリーンナップを打った安田尚憲選手、清宮幸太郎選手、井上大成選手はノーヒットに抑えられた。
清宮選手試合後、「ストライクゾーンの見極めができなかった。」と話し、球速が早く球が動く空いて投手や、審判の判定に苦戦、「前より全然強い」と1年時に出場した前回のアメリカ代表よりも強いと話した。
視察をしていた北海道日本ハムの大渕スカウト部長は「初めての投手で、木製のバット。左で150キロ出るのにあれだけの投球をされたら無理でしょう」と話した。
投手は3人で23奪三振
投手陣は良い所も見せた。先発した川端健斗投手は2回に2ランホームランを浴びると、5回、6回に追加点を奪われ5回2/3を投げて6安打4失点、しかしストレートの伸びが良く、アメリカ打線をバッターも差し込まれて15個の三振を奪った。
また6回途中から登板した同じ秀岳館の田浦文丸投手も2回1/3を投げて1安打5奪三振と素晴らしい投球を見せた。9回には磯村峻平投手が登板し1回を3奪三振、3投手合計で27アウト中で23三振を奪って見せた。
野球は三振を奪うゲームではないが、投手陣はメジャー予備軍のアメリカ打線にインパクトを残した。
1右 藤原恭大 4-1 0打点
2中 丸山和郁 1-0 0打点 1四球
打中伊藤康祐 1-0 0打点
3三 安田尚憲 2-0 0打点 2四球
4一 清宮幸太郎 4-0 0打点
5指 井上大成 4-0 0打点
6左 増田珠 3-0 0打点
7捕 中村奨成 2-0 0打点
捕 古賀悠斗 1-0 0打点
8二 西巻賢二 2-0 0打点
走 鯨井祥敬 0-0
9遊 小園海斗 3-1 0打点
川端健斗 5回2/3 6安打15奪三振 6四球 4失点
田浦文丸 2回1/3 1安打 5奪三振 0四球 0失点
磯村峻平 1回 1安打 3奪三振 1四球 0失点
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