日大三の2年・井上広輝投手投手が150キロ、3回ノーヒット4奪三振

高校野球ドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

日大三の2年生・井上広輝投手がこの夏初登板をし、150キロを記録した。高校2年生BIG4が、全員結果を見せた。

2年生BIG4

日大三・井上広輝投手、横浜・及川雅貴投手、星稜・奥川恭伸投手、創志学園・西純矢投手が今大会の2年生投手BIG4、その中で、奥川投手が1日目に150キロを記録すると、創志学園の西投手が149キロで16奪三振を記録、及川投手はリリーフと先発で145キロも存在感を見せていた。

そして日大三の井上広輝投手の当番にも注目されていた。井上投手は春季大会で右ひじ痛を発症し、夏の西東京大会では1イニングの当番もなかった。しかし甲子園前に小倉監督が甲子園での登板を示唆、また本人も腕を振って投げられている状況を話していた。

初戦の当番はなかったが、甲子園2戦目となるこの日、井上投手が先発をした。ややコントロールが乱れたものの初回からストレートは140キロ中盤を記録すると、2回2アウトから、カウント2-2の5球目に、高めに浮く球だったが150キロの球速が表示された。その次の球も146キロを記録し、その球できっちり三振をを奪っている。

この日は3回を投げてマウンドを降りたが、これは当初の予定通りだったという。3イニングをノーヒット2四球で4奪三振、打者10人で無失点に抑えた。今後、登板後の状態を見て問題がなければ、次戦以降ではエース格として先発を任される。

まだベストではない

復帰登板どころか、さらに進化した姿を見せた。井上投手は今年春のセンバツ大会でエース格としての当番を見せる。由利工戦では自己最速となる147キロを記録し、奥川投手とともに2年生投手として注目された。しかし、4月28日の早実戦で、リリーフで登板したものの右ひじの違和感を訴えて降板した。右ひじの筋肉の炎症だった。

投げられない間は下半身の強化に努め、坂道ダッシュ、スクワットなどで鍛えてきた。体重も5kg増えると、6月下旬に投球を再開する。しかし体の変化やブランクから、「感覚がつかめず、違和感があった」という。そのため西東京大会は登板せず、フォームの調整を行うと、8月に入ってからは下半身と上半身が連動する感覚がつかめた。

「真っすぐにキレが出てきた。10割の力で投げていたボールが、7割の力で投げられるようになった。10割で投げられれば、もっとボールがいくと思う」と話し、「自分の中ではあと2、3キロは投げられる自信があります」と話す井上投手、今後も登板ではこの日を上回る投球を見せるかもしれない。

奥川投手、西投手が最初に注目される投球を見せたが、その二人が姿を消し、2年生投手で井上選手と及川投手が頂点を目指す。U18代表候補入りも心配されており、故障の影響も考慮されると思うが、世代NO.1投手の競争のトップに、井上投手が飛び出しそうだ。

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今春のセンバツで147キロを計測し、来秋のドラフト候補として一躍注目を浴びた。その1カ月後、早実との春季大会準決勝で右肘に違和感を覚え、靱帯(じんたい)付着部の炎症と診断された。投球再開は6月下旬。西東京大会はベンチ入りしたものの、マウンドに上がれなかった。
全体練習も外れた井上は「ただ回復するんじゃなくて、レベルアップして戻る」ことを掲げた。庄司智則チームトレーナー(44)と二人三脚で下半身を鍛え、体重を5キロ増。同トレーナーは「体つきがガラッと変わり、10割の力で投げていたボールを7、8割で投げられるようになった」と証言する。

(投球回数を限定し/逸材しっかり育成/) 「回復するだけではなく、レベルアップすると心に決めてやってきた」。全出場校56校中、1位の地方大会チーム打率・458を誇る奈良大付を直球とスライダーで3回を無安打無失点。三振も4つ奪った。復帰戦で3回限定でのマウンド。それでも47球でチームに勢いをつけ「コントロールよく投げられた。初回緊張したけど試合の感覚を取り戻せた」と手応えを口にした。U―18日本代表候補右腕。逸材の将来を考え、復帰時期に細心の注意を払ってきた小倉全由監督も7年ぶりの全国制覇に向け「今後は戦力としてやってくれると思う」と期待した。

登板に飢えていた。今春のセンバツ初戦(対由利工)に2番手で登板。2年生投手では歴代2位タイとなる147キロをマークしたが、4月28日の春季都大会準決勝(対早実)で右肘に違和感を覚えた。以降はリハビリに取り組み、練習試合でも登板なし。今夏の西東京大会では、ベンチから誰よりも大きな声で盛り上げた。公式戦での先発は、センバツ2回戦(対三重)以来だった。「先輩たちが甲子園まで連れてきてくれた。恩返しをしようと思って投げた久しぶりのマウンドが、最高に気持ち良かった」と、充実した表情で振り返った。

ケガの功名だ。6月中旬までボールを握れなかったが、代わりにランニングやウエートトレーニングに集中して取り組んだ。下半身は一回り大きくなり、体重は故障時の73キロから78キロに。その結果、大台への扉が開いた。「自分の中ではまだ(球速が)出ると思います。今7~8割の力なのでベストならあと2、3キロは出ると思う」と自信を身につけた。

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