愛工大名電が享栄に勝利して甲子園、竹山日向投手、寺嶋大希投手、田村俊介選手に中日が高評価

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夏の高校野球愛知大会では、決勝戦の愛工大名電vs享栄の試合がおこなわれ、8-5で愛工大名電が勝利し甲子園出場を決めた。愛工大名電・寺嶋大希投手、享栄・竹山日向投手に中日スカウトが高評価を示した。

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小松くらいの力

享栄と愛工大名電、ともに分厚い投手陣が注目されるチームだった。

享栄は150キロ右腕の竹山日向投手と152キロ右腕の肥田優心投手、147キロの速球を投げる菊田翔友投手も注目されており、愛工大名電も寺嶋大希投手が147キロ、野嵜健太投手が149キロ、打撃が注目される田村俊介選手も、左から140キロ中盤の速球を投げる。

この日は竹山投手と野嵜投手の先発となったが、愛工大名電は野嵜投手が1回で2失点すると、左のエース・田村投手にスイッチし、4回5安打も無失点に抑える好投で流れを変えた。6回からはエースの寺嶋投手が投げ、4回5安打3失点も粘りを見せた。

享栄はエース・竹山投手が登板するも5回途中まで4安打4失点、変わった肥田投手も1/3回で1安打2四死球で3失点と調子が良くなかった。その後は浜田投手、菊田投手が登板し、菊田投手は2回1/3を投げて1安打4奪三振無失点と好投を見せたが、8-5で愛工大名電が勝利した。

この試合を視察した中日の米村チーフスカウトは、享栄の竹山投手について、「力感なく150キロを出せる。かつての小松辰雄くらいの力はある。」と話し、中日の伝説の速球派エース・小松辰雄投手を挙げて比較した。

また、愛工大名電の強打者・田村選手については、「投手というより打者として評価。ウチの構想にはまる選手。体もいいし、力もある。根尾、石川昂のように先を見据えた評価をしている。」と、強打の選手として、ドラフト1位で指名をした根尾選手、石川選手の名前を挙げた。

そして愛工大名電の寺嶋投手については、「ナチュラルにインコースへシュート回転する直球がいい。その球だけなら、いまのプロ野球でも通用する」と評価した。

中日は岐阜の根尾選手、愛知の高橋投手をドラフト1位で獲得しており、今年も地元で輝きを放つ逸材に、中日も欲しい選手がいすぎて逆に困っているかもしれない。

しかし、昨年は与田監督が獲得を望んだ即戦力投手を獲得できず、今年は優勝候補と目されながらもややリーグ戦で苦しんでいることなどから、高校生の1位指名は今年は難しいかもしれない。田村選手や竹山投手は2位、3位くらいで指名することができる可能性もあるが、他球団次第という所だろう。

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夏の高校野球・愛知大会(2021)の注目選手:ドラフト注目度A
夏の高校野球・愛知大会は150キロを記録する投手が3人、140キロ後半を記録する投手も大勢いる。打者でもドラフト指名確実と言える選手がおり、ドラフト注目度は文句なしA。

▽中日米村アマスカウトチーフ 「(享栄竹山は)力感なく150キロを出せる。かつての小松辰雄くらいの力はある。(愛工大名電・田村は)投手というより打者として評価。ウチの構想にはまる選手。体もいいし、力もある。根尾、石川昂のように先を見据えた評価をしている。(寺嶋は)ナチュラルにインコースへシュート回転する直球がいい。その球だけなら、いまのプロ野球でも通用する」

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