青山学院大に推薦合格し、この日入寮をした選手たち。智弁和歌山のスラッガー・青山達史選手と、花巻東の145キロ右腕・北條慎治投手は4年後のプロ入りを目標と話した。
先輩を追い
青山達史選手は安藤監督の「東都は大学野球の最高峰のリーグ。ここで優勝、日本一をとるために、即戦力として期待している」というあいさつを聞き、「自分ができることを精いっぱいやりたい」と話した。
高校野球では甲子園に2度出場も共に初戦で敗退をしている。しかし、2021年の夏の甲子園で優勝したメンバーの渡部海捕手が青学大で1年時から正捕手を獲得し、昨年12月には侍ジャパン大学代表候補強化合宿にも呼ばれるなど実績を積んでおり、「渡部さんは、高校時代、引退してもずっと練習をしていた。その背中を見て、自分も同じようになれるように頑張りたいと思いました」と背中を追いかける。
そして、4年後に「プロ野球選手になるために青学大進学を選んだ。4年間で、プロで活躍できる技術をしっかり身に付けたい」とプロ入りを目標としていることを話した。
また、花巻東で145キロの速球を投げ、昨年夏の甲子園でもクラーク国際戦で先発して6回まで無失点の好投を見せた北條慎治投手は、花巻東から中央大に進み、昨年にドラフト1位指名を受けた西舘勇陽投手を追い、「僕も先輩たちのように150キロを投げたい。そのために、ウエートや走り込みに力を入れてきました」と話す。
そして4年後については「高校から目標にしてきたのがプロ野球。青学大を通過点に。プロ野球選手になりたい」と話した。
青山学院大は常広投手、下山投手のドラフト1位コンビが抜け、投手陣は新4年生の児玉悠紀投手や新2年生の鈴木泰成投手などがエース候補となるが、1年生からの抜擢も十分考えられる。また野手では西川史礁選手と佐々木泰選手の右のスラッガーコンビが注目され、今年の中心となるが。青山選手はその後継者として入部することになる。実績十分の大阪桐蔭・南川幸輝捕手も入部し、新2年になる渡部選手も安泰ではない。
常勝青山となっていくために必要な選手たちが集まり、神宮に花を咲かせる。



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