横浜・万波中正選手が再びバックスクリーン弾、1年生の自分を越え横浜DeNA、中日が評価

横浜高, 万波中正

横浜高校の万波中正選手が再び横浜スタジアムのバックスクリーンにホームランを放った。1年生の自分を越えるホームランだった。

2年前とほぼ同じ場所

16歳だった2年前に見せた横浜スタジアムのバックスクリーンへのホームランは、視察したプロ関係者やメジャーリーグスカウト、そしてニュースでも取り上げられるなど大きな話題となった。しかし2年時は打撃の結果が出ず、この夏も直前までベンチ入りメンバーから外れるなど苦しんだ。

しかし6月、松商学園との練習試合で2打席連続ホームランを放った。Youtubeで見つけたケン・グリフィーJr選手のフォームを参考に、足を上げずにすり足のフォームにし、「これだと思った」と手ごたえを感じた。そして直前にメンバー入りををしこの夏は、打撃の好調さを見せる。

そしてこの日、立花学園との準々決勝で3回、1アウト2塁の場面で打席に入ると、低めのストレートを体を開かずに振りぬくと、打球はバックスクリーンにグングンと伸び、コカ・コーラの看板に直撃した。2年前と同じ当たりだった。

メンバーしか入れない寮からも退寮し、現在は東京の自宅から1時間30分をかけて通っているが、一番最初にグラウンドに入り、整備など練習の準備を行っているという。メンバーに選ばれても、平田監督が「寮に戻って調子を崩すかもしれないので」と、自宅からの通学をしている。

飛距離も方向も2年間と同じで、ようやく1年時の自分に追いついたといわれるかもしれない。しかし、怖いもの知らずで打った2年前の当たりと、この2年間を乗り越えて打ったこの日の当たりは、全然違うものがある。万波選手は「ハマスタでバックスクリーン。感慨深いですね」と話したが、「苦しい思いもしてきた中で打ったホームランなので、1年の時よりもうれしいです」と話した。

プロ3球団が注目

この日は横浜DeNA、中日、埼玉西武のスカウトが視察し、横浜DeNAの稲嶺スカウトは「パワーは間違いなく今年の高校生で一番。ボールが見えている」と話すと、中日の山本スカウトも「きっちりとセンター返しであそこまで飛ばすのはちゃんとしたポイントで打てている証拠」と評価した。

持っている素質は打撃の飛距離も、そして肩の強さも中学時代からとび抜けている。あとは精神的な面が強くなることが、この高校3年間の課題だった。平田監督も「精神的に成長しました。挫折を経験して心がブレなくなった。選手の鑑です」と、3年間で鍛え上げられた心、大きな成長を見せている。

2018年度-高校生外野手のドラフト候補リスト
2018年度-高校生-神奈川県のドラフト候補リスト

 強く、鋭い打球がハマスタのバックスクリーンに突き刺さると、誰もが息をのみ、そして歓声を上げた。3点リードの3回1死二塁。横浜・万波は緩い低めの直球を、体を開かずに振り抜いた。技ありの一発は推定135メートルの2ラン。同球場のバックスクリーンにたたき込むのは1年夏以来。4番の復活を告げる特大弾だ。

 「苦しい思いもしてきた中で打ったホームランなので、1年の時よりもうれしいです」。高校通算39発は今夏の公式戦初本塁打。4打数3安打5打点で6回コールド勝ちの立役者となった。

「ハマスタでバックスクリーン。感慨深いですね」と話す。2年前、当時1年生だった万波は同球場でバックスクリーン直撃弾を放ち、怪物スラッガーと騒がれた。視察した大リーグのブルージェイズ、ダン・エバンス統括部長(当時)が「あれで16歳か?」と驚いた。しかし、今季は打撃に苦しみ、今大会の1次登録ではメンバーから外れた。
 復調のきっかけは1本の映像だった。「たまたまYouTubeのおすすめにでてきて、見た瞬間からとりこになった。全てが格好いい」。大リーグのマリナーズなどで活躍、通算630本塁打を誇るケン・グリフィーの打撃フォームにくぎ付けとなった。手を大きく揺らしながらタイミングを取り、足は上げず、スリ足のフォームに変更。「6月の松商学園との練習試合で2打席連発で打て、これだと思った」と万波。一本足打法なども試すなどもがいたが、自信を取り戻した。背番号13をつけ、追加登録で滑り込んだ。

DeNA・稲嶺茂夫スカウトは「パワーは間違いなく今年の高校生で一番。ボールが見えている」と評価。中日・山本将道スカウトは「きっちりとセンター返しであそこまで飛ばすのはちゃんとしたポイントで打てている証拠」と評価した。


PAGE TOP