早稲田大・小島和哉投手がリーグ20勝、7球団スカウト視察し広島「上位候補」

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早稲田大のエース左腕・小島和哉投手が立教大を完封し、リーグ通算20勝目を挙げた。この試合にはプロ7球団のスカウトが視察に訪れた。

20勝

小島和哉投手はこの日、1回戦から中1日のマウンドで、「体は重かった」と話していた。また、初回には左手で打球をはじき、しびれが残った中で投球を続けた。しかし、最速は146キロを記録すると、6回まで立教大を1安打に抑え、7回からは1安打ずつを許したものの9回まで4安打9奪三振に抑えて完封した。

147球の完投に「疲れた。大学に来て体は一番きつかったが、勝てて良かった」と話した。今年の夏は侍ジャパン大学代表の一員として、アメリカ、オランダと長い遠征をしたが、そこで動画サイトでオリックス・山本投手のカットボールの投げ方を分析し、この秋に取り入れると、ストレートとカットボールのコンビネーションが効果的に使えるようになった。

リーグ通算20勝の大台に到達したが、「1つの区切り」と話した。早稲田大は小島投手が入学した2015年に春・秋連覇をしているが、その後は優勝から遠ざかっている。小島投手は「優勝して終わりたい」と話し、有終の美を飾ることを誓い投げ続ける。

ドラフト上位候補

この日は7球団のスカウトが視察に訪れた。視察した広島の苑田スカウト部長は「直球のキレが出て、カットボールは直球の軌道で手元で変化する」と話し、「十分、上位候補」とドラフト上位候補という評価を下した。

今年は即戦力左腕投手のドラフト候補が少ない中で、小島投手についてはドラフト上位候補として名前を挙げる球団もあったが、4年秋にさらに進化をした小島投手、最後のリーグ戦で評価を上げ、1か月後のドラフト会議を待つ。

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5球団のスカウトが視察し、広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「十分、上位候補」と高評価。今季初の勝ち点1を挙げ、小島は「優勝して終わりたい」と腕をぶした。

エース兼主将の小島が、一回に2番打者のゴロを利き腕の左手人さし指に当てた(記録は内野安打)ものの、4安打9奪三振の完封勝ちに「最初は体が重かったけど、(打球を)当てた後は軽くなった」と胸を張った。13奪三振の1失点完投だった1回戦に続く勝利で現役最多を更新する通算20勝目。「小島に尽きる」と高橋監督も絶賛し、視察したプロ7球団のスカウトの評価も高まった。

9回1失点で完投した初戦から中1日の先発マウンド。序盤は「体が重かった」と振り返ったが、1回1死の場面でゴロを左手ではじいた後に「気合が入って、体にキレが出始めた」。当たった直後はしびれで感覚がなかったが、イニングを重ねるたびにギアが上がって、9回を投げきった。

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