スタンフォード大のエスカー監督がオンラインで取材を受け、佐々木麟太郎選手が2026年のMLBドラフトで1巡目で指名される実力があると期待を込めた。
100%スカラシップ
エスカー監督は佐々木麟太郎選手が「フルスカラシップ。学費も寮費も一切お金がかからない。100%大学が負担する」と特待として入学することを明らかにした。期待度は高く、「現時点でもドラフト1順目指名の能力を持っている」と話した。
また、佐々木選手が「ビジネスの世界やスタートアップにも興味を持っている」と話し、「佐々木はロールモデルになりたいと考えている。2年生でドラフト指名された場合でもまた3年生から戻って来たいと考えている」と話した。MLBのドラフト会議は大学2年の時点で指名が解禁となるが、佐々木選手はそこで一度プロの世界に入り、野球を引退後に再びスタンフォード大に戻って学位を取得して卒業する事に意欲を見せているという。
学業に関して心配する声もあるが、エスカー監督は「全く心配していない。入試課が勉強についていけると合格を判断した。野球だけをやりたくてスタンフォードに来るのではない。文武両道を目標にしていると判断した。野球部も大学もサポートするので授業についていけると思う。英語も上達するはずだ」と話した。
今後、佐々木選手は9月の入学に向けて、4月からプレスクールに入り野球部にも合流する予定。6月までの公式戦には出場できないが、サマーリーグに参加してプレーをするという。エスカー監督は「ビデオで見たが野球選手としての能力が高く、クリーンアップを打ってもらう。バットスピードが速く大谷翔平に近い。ゲレロにも似ている」とブルージェイズのスラッガーと比較した。
そして、「2年後でも4年後でも彼の能力を上げて、準備させるのが我々の仕事。日本人選手は大谷選手らMLBでも大学でもレベルが高い。1巡目の1位でいける力を持っている」と話し、MLBのドラフト会議での1巡目で指名されるようにサポートするとした。
佐々木選手は4月生まれのため、2026年6月のMLBのドラフト会議で指名される可能性がある。NPBの球団は今年や来年も指名できるものの、それならば昨年のドラフト会議で指名を受けていたと思うので、おそらくMLBと同年の10月のドラフト会議で指名を受けるのではないかと見られる。その後、MLB球団を選択するか、NPBの球団を選択するかという事になりそうで、これもこれまでに無いような注目をされることになる。




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