花咲徳栄2年・野村佑希選手がホームラン、千葉ロッテスカウト評価

花咲徳栄, 綱脇慧, 野村佑希, 清水達也

花咲徳栄は2年生の4番・野村佑希選手がこの夏の初ホームランを放ち、9-3で快勝した。清水達也投手も147キロを記録した。

通算27号

遂に主砲にホームランが飛び出した。2年生で4番を打つ野村佑希選手は、日本航空石川との試合で7回に、スライダーをバットを投げだすように大きくスイングをして外角のスライダーにタイミングを合わせると、打球はレフトスタンドの前列に飛び込んだ。

この夏は埼玉大会でもホームランが無く、1回戦でもホームランを打つことができなかった。しかし打撃の調子は悪くなく、ホームランもいつ出るかという状態だった。これで高校通算27号、3年生で3番を打つ西川愛也選手と「どっちが先にホームランを打つか」を競っていたというが、前を打つ西川選手が大きなセンターフライに終わったあとのホームラン、ベンチに戻ると西川選手から「くそーっ」と言われ、岩井監督も「やっと出てくれた。遅すぎるよ」と話した。

視察した千葉ロッテの永野チーフスカウトは「パワーは別格。スイングスピードは速くないのに、タイミングの取り方がうまく、ボールを運べる」と評価し、「タイプ的には清原だね」と話した。

清宮の次とスカウトも評価する来年のドラフト上位候補スラッガー、甲子園でのホームランという勲章が付いた。

清水投手は147キロ

花咲徳栄はこの日も先発した綱脇慧投手が、バランスの良いフォームと、得意のチェンジアップなど変化球を軸に抑える。7回に1アウト満塁のピンチを作り降板したが、6回1/3を6安打4奪三振無四球で無失点と好投を見せた。

リリーフした清水達也投手は押し出しの四球や2点タイムリーで3点を失ったものの、8回、9回は最速147キロの速球で無失点に抑えた。2回2/3を投げて1安打1四球1奪三振、自責点は0という内容だった。120キロ台のスライダーとスプリットで追い込み、146,7キロのストレートなどで詰まらせた。

投打に注目選手がそろう花咲徳栄、西川選手に大きなあたりはまだないが、やはり強い。

3番を打つプロ注目の西川愛也外野手(3年)とは移動のバスの席が隣で、どちらが先に本塁打をマークするか競っていた。ベンチに戻ると西川は「くそ~っ」と満面の笑み。岩井隆監督も「やっと出てくれた。遅すぎるよ」と目を細めた。

5―0の7回。「スライダー一本。2死なので狙った」と読み切った一振りは左翼席に消えた。今大会通算40号。自身は高校通算27号となるダメ押しの一発だ。9回にも右前打を放ち、2試合連続の3安打。一塁を守るが、投手としても最速144キロを誇る「二刀流」の来秋ドラフト候補が全国の舞台であいさつ代わりの大暴れだ。

185センチ、87キロの恵まれた体。投手としても最速144キロを計測するスラッガーの聖地初アーチは、プロもうならせた。ロッテ・永野チーフスカウトは「パワーは別格。スイングスピードは速くないのに、タイミングの取り方がうまく、ボールを運べる」と評価。「タイプ的には清原だね」と球史に名を残す大砲の姿を重ねた。


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