横浜高校快勝、板川投手好投し斎藤選手が本塁打&好プレー

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横浜高校が愛産大三河に7-0で快勝した。エース・板川佳矢投手が8回4安打7奪三振無失点と好投し、主将の斎藤大輝選手がホームランとセカンドで美技を見せた。

快勝

エースが投げ、主将が活躍した。2年生の152キロ左腕・及川雅貴投手が注目されるが、エースの板川佳矢投手が先発すると、160キロの打撃マシンで打ち込みをしてきたという愛産大三河打線を、躍動感あふれるフォームからのチェンジアップで翻弄した。「真っすぐは3、4球しか投げていない」と話した板川投手、相手が対横浜高校の特訓として速い球を打ち込みをすると、「対策すればするほど効く」とチェンジアップが効果的になるという。

板川投手は本格的に投手として投げ始めたのは中学3年生になってから、軟式でプレーをしており、最初は中学で硬式でプレーしていたチームメイトに戸惑ったという。しかし、横浜高校でエースとして投げ、プロでも活躍する成瀬投手が軟式出身で、勇気をもって投げ込みをし、横浜高校のエースの座をつかんだ。この日は横浜高校のエースとしての投球を見せた。板川投手はU18代表の一次候補にも選出されており、今後の投球も注目される。

またこの日は、3番セカンドで出場した主将の斎藤大輝選手も活躍をした。斎藤選手も1年生の時から内野を守り、スタメンで出場したスーパー1年生だったが、甲子園では結果を残せずに最後の夏を迎えた。この日は3回、ランナーを置いて打席に入ると、高めの球をしっかりととらえ、打球はレフトスタンドのポール際に飛び込んだ。

そして定評のある守備でも4回、二遊間でセンターに抜けようかというあたりを好捕すると、そのままセカンドベース上にグラブトス、併殺を完成させた。斎藤が打てば勝つと頼られる主将が優勝に向かってよいスタートを切った。

一方、注目された万波中正選手は4打数ノーヒット、「緊張して振れなかった。仲間に助けてもらったので次は助けられるようにしたい」と話した。まだ技術的なものが伴わないため、好不調の波もまだ大きく、こういう状態が続きそうだ。

そして最後は及川雅貴投手が登板し、1回1安打2奪三振に抑えた。南神奈川大会の前に花咲徳栄など強豪と対戦した時は素晴らしい投球を見せたものの、南神奈川大会では140キロ後半の速球も打たれるなどやや調子を落としていたが、この日の投球を終えて「緊張した。投手陣で無失点をテーマにしていたし、板川さんが良い投球だったので、自分も抑えようと思って投げた」と話した。

及川投手は昨年の甲子園で1年生で登板をしているが、経験をしているからこそ緊張もするのかもしれない。創志学園の西純矢投手や星稜の奥川恭伸投手が好投を見せ、同じ2年生投手として結果を残したいとうずうずしているだろうが、エース・板川投手と好投を続け、チームとしての結果を残してゆきたい。

2年生の内海貴斗選手がランニングホームランを放つなど1年生から3年生の役者が活躍し、良いチーム状態で初戦を突破した。横浜高は強そうだ。

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1メートル73と小柄だが、躍動感あふれるフォームで投げ込む。愛知産大三河は160キロに設定した打撃マシンで打ち込み、地方大会でチーム打率・399を誇る。ただ、最速140キロにも満たない板川にとっては好都合で「対策すればするほど効く」という高校入学以来磨いてきたチェンジアップを多投。「変化球8、直球2」と極端に変化球を増やして翻弄(ほんろう)した。8番打者としても2回1死二、三塁から右翼へ先制の2点三塁打を放ち、自らを助けた。

本業の投球でもつけいる隙を与えなかった。「真っすぐは3、4球しか投げていない」と得意のチェンジアップなど変化球主体で相手打線をほんろう。九回にリリーフした最速152キロ左腕・及川(およかわ)雅貴投手(2年)と完封リレーを完成させた。

3点リードの3回無死一塁。斉藤主将が内角高め、見逃せばボール球という直球を振り抜いた。「体が反応してとっさに動きました」。無意識に繰り出したバットから放たれた打球は、放物線を描いて左翼ポール際へ。ボディーブローのような中押し2ランとなった。
 手負いの2年生は足で稼いだ。5点リードの5回1死から内海貴斗が放った大飛球は、右翼フェンスを直撃し、白球が芝生を転々。南神奈川大会準決勝(対星槎国際湘南)の交錯プレーで右足付け根付近に軽度の肉離れを負いながら、必死にダイヤモンドを一周して本塁にヘッドスライディング。大会3年ぶりのランニング弾は、敵の戦意をそぐフックパンチのようだ。

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